当院は、「労災保険二次健康診断等給付」指定医療機関です。
労災二次健康診断とは、労働安全衛生法に基づいて行われる定期健康診断において、労働者の業務上の事由による「脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病による合併症等」の脳・心臓疾患の発症が予測される方を対象とし、予防を目的とした健康診断です。そのため、脳・心臓疾患の発症に関連する『血圧・血中脂質・血糖・肥満』の4項目において、正常値を上回る場合、脳血管及び心臓の状態を把握するために必要な検査を行います。さらに、正常値へ戻すための生活習慣改善を目的とした、特定保健指導も行います。
二次健康診断・特定保健指導の費用については、労災保険から給付され、受診者の費用負担なく受診できる制度です。健康で元気に働くためにも、会社と従業員が一体となって受診勧奨に取り組むことが大事です。
定期健康診断の結果において1~4の検査項目に
「異常所見」があると診断された方。
二次健康診断等給付では、二次健康診断と特定保健指導があります。
二次健康診断の実施効果は、多岐に渡りますが、最も実感いただけるポイントは 心臓、血管の状況を目で見て把握できる点です。下のエコー写真は、正常な血管とプラークができた血管の比較を現しています。
中性脂肪やコレステロールなどが溜まることで、動脈の血流が詰りや硬くなるといった状態になることで、脳梗塞・心筋梗塞・狭心症などの発祥リスクが高まると言われております。この様に動脈の狭窄度合(詰り度合)を把握することで、生活習慣の改善に前向きに取り組んでいただけます。また、偶発的に血管付近に腫瘍やその他異常が発見され早期治療を行うケースもございます。
必要書類・必要事項
年度ごと(4月1日~翌年3月31日までの間)に1回ご受診いただけます。
原則、定期健診の受診日から3ヵ月以内にお申込みください。
※3ヶ月を過ぎられた際は、ご相談ください。受診をご希望される際は、お電話またはメールにてお問い合わせくださいませ。担当者より必要書類・必要事項等のご案内をさせていただきます。
検査前日 | 検査当日 | |
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食事 | 20時までにお済ませください | 食べられません(あめやガムを含む) |
水分 | 20時以降は水かお茶のみ(糖分を含まないもの) | 水かお茶のみ(糖分を含まないもの) |
薬 | 通常通り服用ください | 高血圧等の毎日服用している お薬は主治医にご相談ください |
検査前日 | 検査当日 | |
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食事 | 通常通り | 朝食は朝7時までにお済ませください 朝食後は食べられません(あめやガムを含む) |
水分 | 20時以降は水かお茶のみ(糖分を含まないもの) | 水かお茶のみ(糖分を含まないもの) |
薬 | 通常通り服用ください | 朝は通常通り服用し、 高血圧等の毎日服用している お薬は主治医にご相談ください |
〜社員の健康確保のため、企業に求められる取組〜従業員の労災や過労死等を防止するためには、二次健康診断の活用、地域産業保健センターによるカウンセリング、メンタルケアなどにより、社員の健康確保を図っていくことが重要です。精神的疲労も病気の発症に大きく影響します。そのため、企業には下記のような取組が求められま す。
金属製品の製造・販売業を行っている企業に勤務していた労働者が、勤務中に脳梗塞を発症。すぐに手術を受けましたが、継続して半昏睡状態となり、体を動かすことができない状態となりました。
本件は、裁判で争われる事となり、疾患発症の責任の所在を争いました。結果、部署変更に伴い2週間で約61時間の時間外勤務を行っていたこと、健康管理体制が整っておらず、従業員の健康状況を把握しないまま時間外労働をしいていたことが原因であるとして、労災の認定が下りました。使用者である企業へは、労災保険による補償以外に、1億9,800万円の損害賠償が命じられまし た。
事業場において労働者が健康で快適な作業現場のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行い企業のサポートをします。
衛生講和/職場巡視/健康診断の結果チェック・就業判定/健康相談/休職面談/ストレスチェック面談/長時間労働者面談等と行います。
助成金の活用等をサポートさせて頂き、ご負担を軽減した形での産業医導入も支援します。
50人未満の企業様もお気軽にご相談ください。
職場でストレスを感じる労働者の割合は年々増加傾向にあり、メンタルヘルス不調による労災認定も増加してきています。
そのような現状を鑑み、2014年の労働安全衛生法改正により、2015年12月から「心理的な負担の程度を把握するための検査」(ストレスチェック)の実施が「常時50名以上の労働者」の事業場に義務付けられることとなりました。
労働者の皆様に年一回、自身のストレスに関する気づきの機会をもっていただくことですが、高ストレス状態にある労働者に対して医師の面接指導を受けていただき、必要な範囲で就業上の措置(時間外労働の制限、作業の転換など)を講ずることでメンタルヘルス不調に進展することを未然に防止することを目的として掲げられています。
ストレスチェックは労働者50名以上の事業所に義務づけられていますが、50名未満の事業所もストレスチェックをお受け頂く事ができます。
ご契約頂いた事業所の雇用者さまには、当院へ直接お越し頂くことなくストレスチェックをお受け頂く事もできます。
ストレスチェック制度実施促進のための助成金申請など、実施に関してはお気軽に当院までご相談ください。
ストレスチェックの結果によって何人かの高ストレス者が選定されます。高ストレス者は面接指導が必要となります。
ご本人の同意のもと、当院医師が直接面接指導を行い、高ストレス者への対応と事業者さまへのアドバイスをさせて頂きます。
この面接指導には別途費用がかかります。
ストレスチェック制度に基づく医師の面接指導以外にも、以下のような相談支援サービスがあります。
50人未満事業場の産業医サービスや、医師、心理士、弁護士によるEAP(従業員支援プログラム)もぜひご利用ください。
ストレスチェック契約のご相談、お申込みは、問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
EAPとは、心身に不調を来す従業員のケアを目的とした従業員支援プログラムです。厚生労働省が定めるメンタルヘルス対策のうちのひとつとして推奨されています。
身体と精神の心身ともにケアしていくEAPは現代において、主に精神的な不調を支援するプログラムとして認知されています。
EAPの導入目的は、企業に勤める従業員の健康を守り、仕事のパフォーマンスを上げること。健康や病気だけでなく従業員のストレスとなりえる要因を取り払い改善するのです。
そのため家族や経済的な問題、アルコールや薬物、ハラスメントなどの相談にも対応し、従業員個人だけでなくその家族の心的支援も組織として行います。
関西健診クリニックでは、医師、公認心理師、カウンセラー、弁護士などの専門家が独自に開発した「オンライン相談システム」で直接相談をお受けし、あらゆる悩みに寄り添い、充実した日常を送れるよう支援します。
公認心理師や臨床心理士が、医師と連携して様々なご相談をお受けしています。
「こころ」をより深く理解することによって、悩みを解消し、自分らしく生きることを支援しています。
対人関係、性格、社会適応、心理的なことが関係していると思われる問題を理解するために、カウンセリング、心理検査などを行っています。
また、発達に関するご相談や、発達検査等も実施しています。
PSA検査は、前立腺がんの早期発見に有効な検査です。採血のみの検査で、血液中にある前立腺に特異的なタンパク質の一種「PSA」の値を測定します。スクリーニング検査のなかで、もっとも精度が高く、簡単に受けることができます。PSAの値が高くなるにつれ、前立腺がんである確率も高くなっていきます。
PSAの値は、前立腺肥大症や前立腺炎の際にも高値になることがあるため、基準値以上の値の方は専門医を受診し、より詳細な検査をご受診を推奨します。PSAの値は、年齢により基準値が設けられています。
年齢 | 基準値 | PSA値 | ||
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P1.0ng/mL以下 | 1.1ng/mL~基準値 | 基準値以上 | ||
50歳〜64歳 | 3.0ng/mL以下 | 3年に1度検査 | 3年に1度検査 | 専門医受診 |
65歳〜69歳 | 3.5ng/mL以下 | 3年に1度検査 | 3年に1度検査 | 専門医受診 |
70歳以上 | 4.0ng/mL以下 | 3年に1度検査 | 3年に1度検査 | 専門医受診 |
基準値 | PSA値 | ||
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P1.0ng/mL以下 | 1.1ng/mL~基準値 | 基準値以上 | |
3.0ng/mL以下 | 3年に1度 検査 |
3年に1度 検査 |
専門医 受診 |
基準値 | PSA値 | ||
---|---|---|---|
P1.0ng/mL以下 | 1.1ng/mL~基準値 | 基準値以上 | |
3.5ng/mL以下 | 3年に1度 検査 |
3年に1度 検査 |
専門医 受診 |
基準値 | PSA値 | ||
---|---|---|---|
P1.0ng/mL以下 | 1.1ng/mL~基準値 | 基準値以上 | |
4.0ng/mL以下 | 3年に1度 検査 |
3年に1度 検査 |
専門医 受診 |
検査項目 | 費用 | 検査期間 | 前立腺特異抗原PSA | ¥1,500 | 7日〜10日 |
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費用は税抜価格です。
ABC検診(胃がんリスク層別化検査)は胃・十二指腸潰瘍の主な原因とされている「ピロリ菌 感染の有無を調べる検査(ヘリコバクター・ピロリ菌の抗体価検査)」と「胃粘膜の萎縮度 を調べる検査(ペプシノゲン検査)」を組み合わせて胃がんになるリスクを分類する検査です。
※ABC検診(胃がんリスク層別化検査)は『胃がん検診』に代わるものではありません。ヘリコバクター・ピロリ抗体価検査やペプシノゲン検査は胃粘膜の状態を簡便に評価するの に有用ではありますが、胃がんを見つける診断方法ではありません。 現在、胃がん検診として推奨されている検査方法は『上部消化管内視鏡(胃カメラ)』と『上部消化管X腺(バリウム)』の2つだけです。ペプシノゲン、ヘリコバクター・ピロリ抗体あるいは併用法による胃がん死亡率減少効果については、その有無を判断する証拠が不十分であるとされました。「胃がんリスク検査」はあくまでも胃粘膜の萎縮の有無、ピロリ菌感染の有無=胃がんのリスクが高いかどうかを調べる検査であり、胃がんそのものを見つける検査ではないのです。
ABC判定区分 | PSA値 | ||
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陰性(-) | 陽性(+) | ||
ペプシノゲン 検査 |
陰性(-) | A群 | B群 |
陽性 (+〜3+) |
D群 | C群 |
ABC検診を受診しても正確な判定結果が出ないため、検査実施対象外となります。
検査項目 | 費用 | 検査期間 |
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ABC検診(胃がんリスク層別化検査) | ¥4,000 | 7日〜10日 |
費用は税抜価格です。
腸内細菌検査では、便中のサルモネラ菌、赤痢菌、大腸菌O-157、腸チフス菌、パラチフス菌を調べる検査です。健康保菌者を発見し、従業員の健康管理、集団食中毒の予防、感染症等の拡大予防、衛生管理の意識を向上につながる大切な検査です。
また、感染性腸炎を発症しますと下痢や腹痛などを伴います。
特に、【食品製造・飲食店・学校給食・保育所・老人福祉関係施設】等に従事される方へは、受診を推奨しております。
※ご受診される際は、正確な検査結果を得るため、原則当日に採取したものを提出してください。
検査項目 | 費用 | 検査期間 |
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腸内細菌検査 | ¥2,500 | 7日〜10日 |
費用は税抜価格です。
「ABO式血液型」と「Rh(D因子)式血液型」を調べる検査です。
検査項目 | 費用 | 検査期間 |
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血液型検査 | ¥1,000 | 7日〜10日 |
費用は税抜価格です。
血液検査による、新型コロナウイルスの抗体検査を実施しています。本検査では、ワクチン接種の効果や過去の自然感染の有無を確認するものです。
獲得した抗体による効果など、ワクチンの有効性等については厚生労働省HPを御参照ください。
検査項目 | 費用 | 検査期間 |
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新型コロナウイルス 抗体検査 | ¥5,000 | 7日〜10日 |
費用は税抜価格です。